退院前夜
入院50日目、出産から7日目。
昨日は本当に忙しくなり、日記として記録を残すどころではありませんでした…。
娘への授乳のタイミングとわたしの食事が(おやつまで!)丸かぶりで、食べ損ねます。
そして血糖値測定が6回もあり、血糖値のためにご飯を食べなければならず。
おっぱい待ちの娘を看護師さんに抱っこしてもらっている間に5分で掻き込んだり、片手で授乳しながら片手を採血したり💉
しかも昨日、選択食で豪華だったんです。
そんなハイカロリーな炭水化物多めのご飯を5分で掻き込むなんて、血糖値上がって下さいと言わんばかりの危険行為😓
全部残さず食べてますけどね!食べても食べてもお腹が空きます(笑)。すべて母乳に化けているようです。
昨夜はあまりの頻回授乳でおっぱいスッカラカンになりました。明らかに母乳だけでは足りず、ひもじくて泣く娘。
3時間おきに足しミルクで様子を見ましたが、明け方から母乳だけにしたら本当にかわいそうなほど泣きました。
今日、改めて体重を測ると、昨日からほぼ横這いで増えていませんでした。
このため日中も足しミルクすることに。
わたしは娘を観察しているので、明らかに足りてない様子でしたが、実は足りていて多くあげすぎる方が問題なんですって!
今朝も早くから仔ライオンと化す娘。
最近、授乳の抱き方に慣れてきて片手が空くようになったので、水飲んだり写真撮ったりする余裕が少しあります。
明け方4時過ぎから少し娘の活動が下がるので、そこから6時までがわたしの睡眠タイムです。
2時間弱眠れました!
娘がおっぱいをスッカラカンにしてくれたおかげで胸が張らず、横向きで眠れるように…(大進歩)
今朝は朝ごはんのタイミングで授乳がかぶったので、沐浴まで時間がなくて急いで掻き込み、朝ごはんの写真はありません😅
沐浴指導では実際に娘を沐浴させました。
慣れない手つきでごめんね💦でもちゃんと洗ってあげましたよ!
退院前日の小児科医検診でOKをもらい、わたしも続けて産婦人科検診で問題なく…
2人揃って明日、退院です!!㊗️
朝ごはんを食べたらようやく母乳復活の兆しが。
食べたものが即母乳になっています。
スッカラカンにされてから特に張っていないおっぱいでしたが、測定してみるとちゃんと数字として与えられていました。
それに足しミルク適宣を足して、娘の空腹をコントロールしてあげます✨
昼ごはんはうどん。糖尿病食の時の方がうどん量は多かった😅全部食べました。
そして、恐怖の糖尿内科の受診です。
なんと。
下がりました〜。
産んで1週間で見事に普通になりました。あんなに早食いで炭水化物バーっと食べたのに。
純粋な妊娠糖尿病だと、から1、2ヶ月は数値が安定しないこともあるそうです。
やはりわたしはリトドリンの副作用型だった説が濃厚。娘の新生児低血糖と黄疸もおそらく副作用でしょう。
薬は怖い。でもリトドリンがなければ切迫早産していたかも。複雑です。
母乳が増えたら、体重がてきめんに下がり始めました。糖尿内科の先生もとにかくしっかり食べていいと言ってくれたので、食べ過ぎない程度に食べます(親も親ライオンになる🦁)。
午後は退院前の指導や事務連絡、両親や仕事が早く終わった旦那がきてくれてあっという間。
夕方から授乳の嵐。
そして、洋食版のお祝い御膳がやたら豪華!!ところが娘、またまた授乳がかぶる(笑)。
目の前で冷めていくご飯を見ながら授乳しましたとも。
ビーフシチューやら魚介マリネ。おっぱい飲み終わって寛ぐ娘を眺めながら、今夜こそ味わって食べられました😭✨
美味しかったです!全部食べました!至れ、母乳へ!!…真面目な話、食後1時間でおっぱい張ってきてます。
即化けてる。
これから入院最後の夜が始まります。
どうせまた眠れないだろうけど、最後の人体実験。
どんなタイミングで娘が泣くか、お世話の糸口を見つけます。
そのパターンも実家に帰れば環境が変わってまた一変するんだろうなぁ😅
授乳、大変ですが、今しかできないとても愛おしい瞬間です。こんなに幸せなことなら寝不足でも耐えないとね。
授乳中、横抱きにした娘のお耳に黒い産毛が🦻生えていることを発見。
かわいい!耳毛可愛い!クマの子みたい!!🐻
肩こりMAXですが、耳毛を眺めて癒されながら授乳したいと思います。
順調に仔ライオン化する娘🦁
入院48日目、出産から5日目。
夜、娘が連れ去られているので、術後いちばんゆっくり眠れました。
とはいえ搾乳があります。やっぱり授乳がないとおっぱいがカッチカチに張って四角くなってしまい(笑)、熱ももってました。
本来する予定のなかった午前3時の搾乳もしてもらいましたが、アイスノンで冷やしたらものすごく楽に。
細切れとはいえ睡眠が取れてよかった。
お腹の傷は痛いっちゃ痛いですが、当たり前のことなので仕方ありません。
朝6時半に本日初の直接授乳に行くと、たった一晩でだいぶ元気になった娘が待っててくれました。
おっぱい、早く!と涙目に…。
朝からよく飲みます。
一昨日30分以上かけても6cc、昨日10分で8ccしか飲めなかった母乳。
今日は1日を通して、20分授乳で18〜20ccも飲めるようになりました!
それに足しミルク40ccとか飲んでます。すごい成長。
というか、光線療法が確実に実を結んでいるようです。黄疸が消えて来て、ビリルビンがおしっことうんちで排泄されるほど、疲れやすさやだるさがとれて元気になるんだとか。
昨日は眠たいのを無理やり起こして飲ませていたのに、今日は授乳時間だと目を爛々と開けて待っていました(笑)。
行くたびにおむつ交換を2回くらいするほど排泄も回転していて、ビリルビンがしっかり出て行ってます。
ゲップも出る時があるようになり、上手に飲めるので順調。これは明日の午前中に退院の可能性が濃厚です✨
また、眠れなくなります😅今夜は最後の睡眠充足をとります。
わたしの朝ごはん。
午前中は沐浴指導、調乳指導、栄養指導と超忙しく、お昼ご飯を食べる時間より先に娘の授乳時間に😱
「どうしてもこの曜日にしか指導できない」という病院側の都合に合わせ、がんばりました…。
自分のご飯より娘の授乳が先です。
選択食のカレーを午後1時過ぎに食べることになりました💦
おやつも娘がいれば「お供えスタイル」で食べることになるのですが、のんびりできるのも今日までですね。
困ったのは鉄剤です。
吐き気などは出なかったかわり、心配していた便秘の逆でお腹が緩くなってしまいました💦
食後のたびにグルグルなってしまい、娘の授乳に関わります💦
お医者さんに言って鉄剤をやめたいと思うのですが、どうなることやら。
明日の朝はコッソリ鉄剤抜こうと思います😏
さらに明日、血糖値の測定が入りました。
授乳時間にかぶるタイトなスケジュールで1日6本も採血。
選択食で揚げ物とか選択してるんだけど…これもイヤだなぁ😓
ちょっとブルーになってましたが、旦那が仕事を早めに切り上げて会いに来てくれました。
お腹に子どもがいなくなって、2人だけで会うのは実は10ヶ月ぶり???
子どもができても、お父さんとお母さんとしてだけでなく夫婦としてお互い頑張ろうね、と家族会議をしました✨
夜ご飯。蒸し魚の冷製トマトソースとやらを選択。
最後の直接授乳に向かいました。
勢いよくおっぱいに食らいつく様に看護師さんが大爆笑。
貪欲におっぱいを離さない様子がまるで仔ライオンです🦁
ぷくぷくほっぺは若い看護師さん達のアイドルになっている様子で、みんな用もないのにつついているんだとか。
体重低下が心配でしたが、これからは母乳でぷくぷくに育ってほしいな😝
さて、消灯後と夜中に搾乳が待っています。
明日は血糖値と授乳、娘の同室再開と怒涛の忙しさかも!
最後の睡眠を楽しみたいと思います(笑)。
新生児攻撃と黄疸による入院
入院47日目、出産から4日目。
想像以上に眠れない夜となりました。
新生児にありがちな、勢いのいい夜間覚醒です。
授乳、足しミルク、置いた瞬間盛大なうんち💩、おしっこ、また授乳、あれ?1時間後にまたおっぱい??今度は寝ぐずり…
午前4時までフルコースで一睡もできず、そこから6時まで約2時間寝落ちしてました(笑)。
昼はあんなに大人しかった娘が、夜は爛々と目を開いています。
まだまだ可愛い声ながらいっちょまえに泣きました。
大変は大変なんですけど、大変なりに母子同室できることがこれほど幸せだと、この後実感する羽目になりました…。
朝ごはん。ご飯ごしに娘を眺めるお供えスタイルで。
このあと娘が沐浴で連れ去られるタイミングに合わせ、わたしも慌ただしくシャワーを浴びました。
寝不足は辛いけど仕方ない😓
そして、沐浴の時にビリルビン検査をした娘は、見事に新生児黄疸に引っかかったのです。
光線療法を行うため、小児科病棟に預かり入院してしまいました。
よくあることで後遺症の心配もなく、一度すると二度とする必要のない処置です。
とはいえ、母子同室が解除され、決まった定刻に授乳のためにかようだけになります。
それも、今まで授乳は娘の好きなだけ与えていられたのが、治療優先と体力温存のため片方のおっぱい5分ずつのみ。
あとは搾乳したおっぱいとミルクを哺乳瓶でたしのみさせます。
夜間は治療優先でおっぱい無しのミルクだけですが、搾乳して差し入れることは可能。
逆にいえば定刻以外はわたしが寝てていいので、昨日大変だったことへのご褒美だと考えるようにしました、が…。
現金なものです。
娘がいる間は何ともなかった痛みが強くなって、ロキソニンを飲む羽目になりました。
子どもが泣いてると思うといくらでも動けちゃうんですね、痛み止めなしで。
あと、長い入院生活・生まれた瞬間・術後の激痛と通して一度も泣かなかったのに、娘が連れ去られてから寂しくて寂しくて、ボロボロ泣いてしまいました。
ことあるごとに寂しくて泣いてます。
不思議です。
人によるようですが、おっぱいあげてるとものすごい幸せな気持ちになるんですよ。
そのおっぱいを好きなだけあげられない悲しみ。まだ飲んでるのに時間だからって引き離す辛さ。
眠たいのに定刻だからと無理やり起こして飲ませた時、タイムリミットの5分で大して吸えてない娘を見る悲しみ、などなど書いてて今もボロボロ泣いてます。
でも、限られた時間でも超頑張って飲んでるのを見てすごく安心しました。
ミルクを足し30ccも飲ませて、ゲップでなくて吐き戻してないかだけが心配ですが、頑張って飲んでくれてるんですよ😭
気持ちを切り替えて、わたしも体を休めないと。
お昼。炊き込みご飯でした。もちろん完食。
昨日残しておいたおやつもここで食べて、午後の授乳に臨みました💪
明日と明後日は選択食なので楽しみです。
おやつはカステラでした。
看護師さんと相談の上、今日明日は午前0時の搾乳を最後に、朝6時半まで搾乳せず睡眠を優先することにしました。
朝はきっとパンパンになっていると思います(苦笑)。頑張ってマッサージしてから娘のところに朝イチの授乳に行ってきます!!
それにしても、腹を痛めて産んでみて、母のありがたみを真に理解しました。
実母と義母には私たち夫婦を産んでくれてありがとうという感謝の気持ちでいっぱいです。
もちろん実父と義父にもですが、やはり母親って特別なものです。男には味わえない感覚かも…。
成人式より結婚式より、産んで初めて分かるありがたみでした。
さて、夜ご飯を食べたら本日最後の直接授乳に行ってきます!!
追記:なんと夜がお祝い御膳でした。
かつてない豪華さ。赤飯が美味しかったです。
授乳に間に合わせるために急いで食べましたが(笑)、全部食べました✨
コーヒーは帰ってきてからゆっくり飲みました。娘が同室だとこうはいかなかったでしょう。
ご褒美だと思うと嬉しい反面、やはり寂しいのですが…
夜は覚醒しやすいため、しっかり目を開けてわたしを見つめて、短時間なのにかつてない量のおっぱい&足しミルクを飲んでくれました!
きっと豪華なお祝い御膳で、夜間搾乳の味は特別美味しい母乳になるはずです(笑)。
今夜はいっぱい眠りたいと思います!
恐怖の「目の前吐き戻し」
午前3時、午前6時とおっぱいが張ったので授乳におきました😓
入院46日目、出産から3日目。
大部屋時代の同室の方で、わたしから1日遅れで予定帝王切開をされた方が居るのです。
お向かいの個室に入られて、仲良くお話しさせて頂き…
3日目は2日目より確実に楽です。
昨日のわたしの辛さをお向かいさんが味わっているのが分かるので、盛り上がる盛り上がる。
やはりお子さんは新生児糖尿になってまだ入院中とのこと。
どんなに不安でも、同室できるだけ幸せなんだなぁと思いました。
そんなうちの娘ですが。なかなかやらかしてくれます。
まずは朝ごはん。
糖尿病食時代より確実に米少なくない?と思い、写真で比較したのがこちら。↓
あらら。明らかに米、少ないよ?
確かに妊娠後期は授乳期より100kcal多く取らなければいけないのですが、生まれてからはおやつに饅頭やクッキーがしっかり出ています。
それなら、糖尿病食だって米を減らしておやつ分食の対応すればいいのに…???
糖尿患者にうどんが山のように出たり、つくづく変な病院食でしたね(苦笑)。
午前中は娘が大人しく部屋で見えない敵と戦っていたので(笑)、ちょっと寝落ちしたりしながら穏やかに過ごしました。
授乳は3時間おき、しっかり飲んでくれます。
おっぱいも順調にカチカチになり、初産婦ながら出ているので、このまま頑張って母乳を出してあげたいです!
慌ただしくシャワーを浴びて、
お昼を食べて、
主人の料理スキルが順調に上がっており、そっちの昼ごはんのほうが美味しそうです😓
昼過ぎに夜間も母子同室になる説明を受けました。
うちの子は生理的体重減少が大きく、黄疸も強いので母乳がしっかり出るまでミルクも足すとのこと。
ちょうど2時間くらい前に、助産師さんと眠っているのを無理に起こしてミルク足して飲ませたばかりだったのですが…
説明を受けている最中、目の前で、痙攣みたいな動きをしました。
声は出しませんが、助産師さんがサッと見て「嘔吐気味ですね」とのこと。
そのままうつ伏せ抱きでゲップの動作に入りましたが、なかなかゲップを出せません。
吐いてしまっていいのよ〜、とされて、でも吐けなくて、鼻からミルクの名残を出してしまう始末。
顔色を変えて、目やおでこをまだらに真っ赤にして…すごく苦しそうで。
落ち着いたところで特大のハナクソを噴出して終わりました😓
新生児は吐き戻しが多いのは知っていますし、心配ないことも分かるのですが、
仰向けで声もなく痙攣されると、夜中気がつかないだろうことがものすごい恐怖に感じます。
寝ていたら、泣かれない限り対応できない。
これはちょっとトラウマになりました。
特に、わたしは傷が痛くてサッと動けないし、新米すぎてゲップも出せません。
今夜がすごく怖いです…。
その後の授乳は落ち着いたタイミングで、ミルクは足さずに母乳だけでしました。
旦那が来てくれて、上手にゲップを出させてくれました😭ありがとう!!!
個室なので一緒におやつを食べ、精神的にはもういっそ24時間旦那が居てくれたらいいのに状態です(旦那は子育て経験があるので)😭
夜ご飯…を食べようとした瞬間、娘がおっぱいを欲しがり、体重測定と1時間かけて授乳とミルク足して、ゲップは助産師さんでも出せずに終わりました💦
1時間後に自分のご飯を食べました…。
やれやれ。この子、夜中どうなるんだろう。
初同室、これからドキドキです…特に静かな吐き戻しが…!!!
おっぱいはカチカチに張ります。
しっかり出てくれるまで、頑張ります。
脱・廃人。帝王切開、本当に大変でした…。
入院45日目、出産から2日目。
帝王切開、術後の痛みは頭ではわかっていましたが、本当に本当に痛いです。
あまりの痛みにおかしくなっておりましたが、術後2日目でやや復活することができました。
術後は痛み止めが全く効かない、というか効いているからあの程度なのでしょうけど、本当にどうかというレベルで痛かったです。
こんなことを書くとこれから帝王切開をする方がビビると思うのですが、
ビビって当然というか、「術後は」多分どんなに楽な人でも痛いは痛いです。
帝王切開に関して書いてる他の方のブログ、なかなか無いんですよね…。
記憶にあるうちに、なるべく詳細に書いておきます。長いですが、「帝王切開」「術後」「痛み」で検索する方の目に留まればいいな。
わたしの場合ちょっと出血と麻酔の関係で痛いパターンだったし個人差があると思うので、
こういうこともあるんだと読んで頂ければ幸いです。
まず、帝王切開は手術そのものに過剰に緊張する必要はありません。
とはいえどんな人でも緊張すると思いますけど(術中は肩に力が入る)、痛かったら手術できませんから(笑)、麻酔科医の先生を信じましょう。
手術前日に最後のエコー診察や説明、剃毛などがあります。
また、わたしは前日のうちに手術に使う(輸血に耐えられる)太い針の点滴に刺しかえました。これが痛いです😢
麻酔科医の先生とも面談して、希望や質問を受け付けてもらいました。
何か希望はありますか?と言われて、未経験のわたしは「とにかく痛いの怖いから、痛いのはイヤ」という当たり前のことしか言えませんでした(笑)。
↑これが術後の微妙な悲劇を生んだ原因の気がしないこともありません😅
術前日のうちに個室に移動しましたが、電動ベット。これが術後に大活躍する大切な相棒になります。
個室なので気兼ねなく、たぶん入院してから1番よく眠りました。
どうしても不安な人は睡眠導入剤がもらえることもあるようです。術前日はとにかくいっぱい寝た方がいいと思うので。
前日の夜ご飯を食べたらそれ以降は絶食。
当日はわたしの場合、午前11時に手術開始→午前8時以降の飲水禁止。手術着に着替え。
ほぼスケジュール通りに進みましたが、手術室を朝一に使っていた人の関係で、11時15分くらいに手術室に入りました。
わたしは諸事情で手術室に慣れているので、特になんとも思わなかったのですが、普通の方は手術室の雰囲気や見た目で緊張してしまうようですね。
ここはもう誰でも緊張するもんだと思って、普通に緊張しておきましょう(笑)。
名前と手術内容の確認をしたら、手術台に上り、背中を丸めて麻酔をします。
多くの病院で使われている「硬膜外麻酔」と「脊椎麻酔」の併用です。
麻酔の針を打つための痛み止め注射、これは多少痛いと思いますが、些細な痛みでインフルの予防接種の方がずっと痛いです。
ここまでの点滴で麻痺したわたしには微風レベルでしたけど😅
局所麻酔のおかげで麻酔針の痛みは鈍く、グッと押し込まれている感じだけ。細い管が入ってくる感覚が不快だな〜程度です。ここは腹を括りましょう。
で、すぐに足が爪先の方までポカポカしてきます。麻酔が効いてきた合図です。
これで横向きから仰向けになり、目の前の衝立にタオルが掛けられて下半身はまったく見えなくなります。
わたしは眼鏡を外したので本当に何も見えませんでした。
ここで、予想外のことが。
実際に切る下腹部の麻酔はよく効いて全く感覚がなくなったのですが、ヘソから上の上腹部の麻酔が効かない。
「そこは別に効かなくてもいいんじゃないんですか?」と聞いたところ、
下だけ切っても傷口を広げるために引っ張るから痛いので、そこも効いた方がいいという恐怖の答えが…。
なぜ効きにくかったのか。わたしが痩せていたから、らしいです。
麻酔の伝播は皮下脂肪があった方がいいんですって。
産前から結局+2.8kgのわたしだと、効くまで少し時間がかかるか量を増やす必要があったみたい。
ここで追加麻酔が入ったことが、あとあと「硬膜外麻酔が効きすぎ事件」になってしまいました😓
手術が始まりました。左右に1人ずつ産科の先生がついて、同時進行という謎のハイレベル手術。
意識はしっかりあるので、腹の皮が引っ張られて上腹部が痛いのは困りました(笑)が、切られているところ自体は痛くもなんともありません。
麻酔科医の先生やスタッフがそばで「もうあと少しで産まれますよ」と実況中継してくれるので、心強いです。
この時、思わず肩に力が入ってしまったので、口でゆっくり呼吸しながらなるべく力を抜こうと努力!
↑なぜ口呼吸かというと…どうしてもですね、血の臭いとか、電気メスだと焦げ臭いと思いますよ…。臭いに敏感な人はキツイ。気が弱いとこういうの無理!ですよね。
ということでなるべく臭いを麻痺させるために口呼吸推奨。
ただし、緊張のあまり犬みたいにハッハッとはやらず、なるべくゆったり呼吸した方がいいです。
ものの10分もたたず?子ども誕生!
お腹からズルッと引っ張り出されて圧迫感がなくなった瞬間、周りのスタッフさんから「おめでとうございます」と言われました。
感覚としては子どもが出るまではあっという間です。
うちの子は出た瞬間からめっちゃ泣きました!
枕元で顔を見せてもらい、そのままわたしは少し強い麻酔でウトウト眠り…その間に縫合まで全て完了。
あっという間に寝たまま個室に移動しました。
当たり前ですが、痛みはゼロです。麻酔が効いています。
下半身は爪先まで全く力が入らず、自分の意思に反してピクリとも動かせません。
やや意識朦朧としていますが、麻酔が切れ始めたところでわたしは吐き気がやってきました。
吐くものは何もない。
吐き気どめの点滴を打ってもらってしのぎます。
問題はこのあとでした。
麻酔が覚める過程で、足が痺れてきたのですが…これが半端なく強かったんです。
通常、硬膜外麻酔が覚めるまで約2、3時間は痺れが出ることがあるそうなんですが、そんなに強くはないらしいですね。
ところがわたしは追加麻酔された分が効きすぎて、猛烈な足の痺れが出続けることになってしまいました。
正座して痺れ切ったあとの超不快なビリビリMAXがずーっと続いてる感じです。
硬膜外麻酔の管は背中に入れっぱなしで、次の日の午前中までそのまま薬液を入れ続ける予定なわけですね。
足には血栓予防のポンプがついて絶え間なく足をプッシュしてくるので、マックス痺れた脚を刺激し続けられる不快さ。
ギリギリ爪先くらいは動かせるようになってましたが、下半身はほぼ動かないままです。
これはちょっと耐えられない。本当にしんどかった。
硬膜外麻酔がよく効いているということでもあるので、傷の痛みは全くありませんでしたが、痺れが辛すぎて究極の選択を迫られました。
硬膜外麻酔を止めるか、このまま痺れを我慢して翌午前中まで過ごすか。
あまりのしんどさに、麻酔を止めることを選びました。
つまり、麻酔が切れて痛みがやってくるということです。それでも麻酔を止めることを選ぶほど、この痺れが不快でした。
滅多にない副作用とはいえ、麻酔が覚める過程で出る人もゼロではない(薬液多かった人は特に)そうで、わたしもたまたまなってしまったので次回があってもこうなるとは限らないそうですが。
無理にでも止めたのには、理由がありました。
あまりに硬膜外麻酔が効きすぎると、痺れて足腰が立たなくなり、翌日からの歩行に影響が出ます。
帝王切開の子ども、特に直前まで切迫早産の薬を点滴していた場合はほとんどが新生児低血糖になるので、小児科病棟に入院してしまうことが多く、うちの子もそのパターンでした。
ということは、翌日わたしが歩かなければ面会に行くことができません。
這ってでも子どものところに行こうと決意していたので、麻酔のせいで歩行開始が遅れるのは嫌でした。
止める決意をしたのが夕方。
しばらく経つと、痺れが薄くなって我慢できる程度に。
そこから下腹部の鈍痛が出てきて、来たな、と思いました。
どうせご飯はしばらく食べられず絶食です。
一晩眠らない覚悟で臨んだ、痛みとの戦い。
壮絶でしたね。
たった2日経過した今でさえマシになってきて、過去のこととして既に薄れてきてますが、
「もう二度と子どもは産まない」とハッキリ思ったくらい辛かったです。
ところが不思議なもので、たった2日でその感覚が薄れてきている。
この忘れる能力がなければ女の人はとても妊娠・出産することはできないと思います。
まず、寝返りが全く打てません。
1ミリでも体を動かすと傷口が激痛です。かろうじて両腕は無事です。
ただし、腰から下はベッドにタオルケットを敷き、それを看護師さんに引っ張ってもらうしかなす術がない。
麻酔のせいで下がった体温を保持するためにホットカーペットが使われ、股からは導尿の管が出て感覚がなく、点滴も刺さりまくり、背中には麻酔を止めたとはいえ硬膜外麻酔の管が固定されたまま。
あちこち管だらけ、動くと激痛。これは本当辛かった。
体制を全くモゾモゾできないままだと、ものの15分で寝返りたくなりますが、普通はあまりの痛みに寝返りできないそうです。
というか硬膜外麻酔を抜かなければこんなに痛くはならないでしょう。
痛み止めが切れる前に違う種類の痛み止めを投与する形で、点滴から注射、座薬、筋肉注射まで何種類も回して行きました。
母乳には影響せず、数日使用なら体に悪いとか翌日立てなくなるようなこともないそうです。
正直まったく効かない。正確には効いてるんだろうけど効いても意味ないくらい痛い。
傷口が痛いのではなく、子宮が収縮していく痛みですね。
産む直前は1000倍の大きさ。それが一気に戻るんです。後陣痛というやつです。
特にわたしは胎盤が剥がれなかったそうで、帝王切開中に手技で剥がしたら出血が多くなったから、子宮収縮剤の点滴投与が通常の2倍だったそうです。そりゃあ痛いわ。
陣痛と同じ波のある内臓痛、くるたびに冷や汗をかきながらベッドの柵を握りしめて耐える。
寝返りが打ちたくなったらナースコール。
看護師さんが、ここまで寝返り打つ人見たことない、というだけ動きました(笑)。普通はもっと動けないそうです。
硬膜外麻酔が切れてるから痛いなりに脚を動かせたんですね。激痛でしたけど頑張りました。
ほぼ一睡もせず、麻酔と睡眠効果のある筋肉注射を打った時だけ2時間ほどウトウトして手術当日は終わりました。長い夜でした。
よく耐えられたな、と思ったと周りの看護師さんに言われましたが、そのおかげで次の日に硬膜外麻酔が足に残りませんでした。
激痛だけど立てるし動ける。
通常、術後1日目の午前中に硬膜外麻酔を止め、それが効いてるうちに歩く訓練を開始するのですが、
一晩かけて抜いているので午前中のうちに立ち上がり、よちよち歩きですが歩行訓練に入れたのです。
立ち上がる際は電動リクライニングをフル活用し、足をベッドから下ろすまでが地獄の痛みですがなんとか脚を下ろします。
腹筋に力が入ったらアウト。
室外に2回ほどヨチヨチと出ることができれば、導尿管と足のポンプを止めて体から取り去り、背中に残っていた硬膜外麻酔の管も抜き去ります。
昨日はそれだけで1日がすぎました。
腹の傷は激痛でしたが、フットボール抱きという横抱きで子供を抱え、なんとか授乳開始。
あまり出ないなりに一生懸命吸ってもらい嬉しかったです☺️
お昼から五分粥、
七部粥と進歩し、今朝は全粥、昼は常食!
朝からご飯越しに眺める刑に処せられました(笑)。
昨夜は痛み止めを寝る前に点滴一回しただけで、0時頃→明け方まで眠れました。
おかげで顔を洗ったりする余裕もできて、すごく嬉しかった〜。
体を動かすと激痛ながら、昨日より安静時痛がありません。
仕事が昼からの旦那もいそいそとやってきて、子供にメロメロでした(笑)。モザイクかけましたけど目元が糸目になるだけメロメロ💕
出勤ギリギリまで粘って急いで退出、しようとしたら今度はうちの母と祖母もやってきて、子供にメロメロでした(笑)。
地獄のような術後0日(当日)でしたが、硬膜外麻酔を早めに止めたことで離床が進み、痛みも術後2日め(今日)かなりマシになっています。
ただし激痛であることに変わりはないため、子供のお世話はほぼすべて助産師さん任せです。
早くヒョイと抱っこできるようになりたい反面、腹部の生傷が痛すぎてなかなかそれも出来ませんね。
ここから数日で一体どれほど変わるのか。
ちょっと楽しみです。
おまけとしては…術後はじめての💩ウンコのご出産は、帝王切開そのものより恐怖でした😱はらわた裂けてるのにいきむとか無理無理ムリ!!
幸いなんとかいきまず出せましたが、あれほどの恐怖もなかなか味わえませんね😅
帝王切開0日を終えて
昨日が入院43日目(37週0日)。
本日は入院44日目、出産から1日目です!
無事に生まれました。
諸事情で硬膜外麻酔を当日から止める選択をし、夜は地獄の痛みでしたか、痛み止めを駆使してなんとか乗り切りました。
ほとんど寝てません。
こどもはやはり新生児低血糖になり小児科病棟へ入院。
わたしは一瞬しか会えませんでした。
でも、先ほど腹が痛いなりに根性で立ち上がったところ、歩行までいけました。
病棟過去最速だそうです(笑)。
昼までもう一度歩いてみて、いけそうなら尿の管を抜いてマッサージ機も止め、昼からご飯を食べていいそうです。
そしたら、子供もがんばってくれて、なんと回復がすごくてもうこちらの一般病棟に移れるって。
2人で頑張ります💪
とりあえずご報告まで。
ついに帝王切開前夜です。
切迫早産、入院42日目(36週6日)。
明日の午前11時予定で帝王切開になります。
靴下が編み上がりました。
オーガニック綿糸、3号針。とても繊細な新生児用靴下です。
なんと一段間違えて編んでしまい、左右で1㎝サイズが違うんです。
これも手作りあるあるの笑い話に、いい記念になりそう。
履かせられる方は良い迷惑かもしれませんが、やっぱり可愛いですね。
朝ごはん。米は残し、低糖質パンで差し替えたのでラクラククリアの111⭕️
エコーによる最後の検診をしたところ、お腹の子のサイズはそう変わらない2800gのままでした。
過去3週間ほぼ横ばいです。誤差は大きいと思いますが。
巨大児は避けられそうです。
糖尿内科にも行き、明日の朝が最後の血糖値測定で問題ないでしょうとのこと。
産まれたら常食に切り替わります。
昼と夜は手術に備えてご飯を食べる!と決めていました。
インスリン2単位投与で、米9割。
これで食後血糖値157❌やはり米は上がります。
手術は縦切りです😱
剃毛、シャワー、麻酔科の先生の説明と済んで、個室に移住しました。
居心地いいですね〜。点滴が外れたら、トイレもシャワーも個室で済みます。
入院してずっと大部屋で、話しかけることができなかったので、いっぱい話しかけました。
そうしたら急に胎動が激しくなってしまい😅
とりあえずご飯を食べます。
最後の晩餐だから⁈なんだか豪華です!
入院してから初めて米を全て食べました。パイナップルは残しました😓
食後血糖値150❌でもいいんです、今夜くらいは!
胎動とお腹の張りが強く出てしまい、急遽明日使える太い針で点滴を差し替えることになりました。
痛い。ぶっちゃけ痛いです。今も地味に痛いです(笑)。でもたぶん、明日の硬膜外麻酔の方が痛いので💦術後の傷の痛みに比べたら…想像したくないぞ…!
鏡を見てビックリ。数時間前のシャワーの時よりさらに大きく、お腹が下に下がりました!
もう出てきたいそうです。この状態なら帝王切開の後のショックも少なくて済むかも。
明日には会えるね、この胎動も終わりか〜。
傷の痛みでそれどころではないかもしれませんが(苦笑)、手術が終わったら第一段階クリア。
頑張ります💪